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きつつき戦法


山本勘助が考案したとか言われている戦術、それがきつつき戦法です。きつつきが木をつつき、驚いて虫が穴から飛び出して来たところを捕まえるという光景が誕生のきっかけになったという伝説があります。具体的にどんな戦術かというと、ひところで言うなら『つり出し』です。

きつつき戦法

敵に挑発を仕掛けて相手をつり出し、出てきたところを野戦でぶちのめすというのが基幹となっています。有名な川中島の戦いでも行いましたが失敗しています(結果的には勝利に結びつきましたが)。有名な合戦で成功したのはやはり三方ヶ原の戦いでしょう。

三万の軍勢で侵攻してきた武田信玄は一万三千の兵しか持たない徳川家康をぶちのめしたかったのですが、城に篭って出てきません。城攻めは大きな被害を生むし、放置すれば後ろを突かれる恐れもあるため信玄としては何とか一撃加えておきたいところでした。

そこで武田信玄は投石部隊などで徳川軍を挑発、出てきた徳川軍を倍以上の兵力で捻りつぶします。敵はあくまでも人間なので、挑発すれば不利でも戦闘に乗ってくれるかもしれない。そこを突いたのがこのきつつき戦法でした。

武田軍のきつつき戦法は、通常の誘い出しに分散行動を組み合わせることもありました。そこを突かれて大損害をこうむることもあれば、見事、勝利を手にしたこともあります。通常のつり出し、そして時には分進合撃との組み合わせる戦術。これが有名なきつつき戦法と呼ばれる戦い方だったと管理人は考えています。



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