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戦国ゲーム 信長の野望 烈風伝



歴史ゲーム好きなら誰もが知る、KOEIの信長の野望シリーズ。今回は烈風伝を紹介しようと思います。管理人が始めて手を出した戦国ゲームで、随分長い間遊んだ記憶のあるオススメの一作です。

近作最大の特徴は、やはり箱庭内政システムでしょう。日本全国が一枚の広大なマップに収まっており、城や経路などは全てその中に納まっています。一ヶ月ごとに配下の武将に指示を出して、天下統一を進めるタイプの歴史シミュレーションゲームです。

城の周囲には支配領域が存在し、この中にそれぞれ施設を建設して経済力を高めていきます。造れる施設は食料を生産する水田・畑、金銭を供給する町、兵士を供給する村、そして地域によって手に入るものが異なる特産品です。特殊なものとしては鉄砲鍛冶村が存在し、これを建築すると毎月鉄砲が一定数入手できるようになりますが、これを作るには特定のイベントの発生を待たねばなりません。

他に、兵士を村よりも多く供給する楽市もありますが、これもイベントが必要になります。このように施設を建築していくのですが、広大なマップの中にはそれぞれ建設できない物が存在し、それが地域の差別化に影響を与えています。都市や港などは町よりも金銭収入が大きいのですが建設できず、これを最初から所有する都市は金銭的に恵まれることになります。北方では馬産地という地域が存在し、それが支配領域にある地域では馬の入手が容易なために騎兵の編成が楽になります。

ちなみに南にいくほど貿易が盛んであるために宣教師が訪れて大砲が入手しやすかったり、鉄砲鍛冶が来やすかったりするので、南では鉄砲戦術が、北では騎兵戦術が使用されやすいといった感じで、史実に近い編成が組まれやすいなども魅力の一つでしょう。

このゲーム、とにかく内政が面白く、軍団の移動を助ける街道の建設や侵略拠点である支城の築城など、非常にやりがいのある要素が盛りだくさんです。支城は移動できる場所ならほとんどの場所に築城できるため、いろいろな場所に意味も無く城を築いたのがいい思い出です。

同じ箱庭ゲームとしてKOEIのチンギスハーンをやったことがあるのですが、あれが個別に武将に対して命令を出すのに対し、こちらは奉行をリーダーとし、そこに多くの配下を配置してまとめて内政できるようにするなど、内政が苦にならないのもいい所でした。



さて、信長の野望・烈風伝は内政だけでなく戦闘面も非常に優れています。例えば引率兵力についてですが、身分によって引き入れる兵力が異なり、最大で千人までしか率いことができないのですが、それが絶妙な味付けになっています。つまり、どんなに有能な将軍がいても一人では戦局を覆せないことです。

これにより優秀な将軍を味方につける楽しみが増えるのですが、有能ならそれでいいわけではありません。最低身分の足軽頭が率いることのできる兵数は五百であり、内政や戦闘で活躍して勲功を増やさないと兵力が増えないために武将を育てる楽しみも増えます。

戦闘バランスも絶妙で、野戦では兵数による影響がモロに出て、戦闘で上回っていないと敵より少数での勝利は比較的難しいのですが、城の防御戦ではそうではありません。時には数倍の兵力をはじき返すことも可能で、有能な武将と鉄砲をそろえて強力な城に篭れば十倍の敵を撃破することも夢ではありません。

兵科は足軽、弓足軽、槍足軽、騎馬兵、鉄砲足軽と五種類あり、陸戦ではこれと大砲を駆使して戦うことになります。基本的に攻城兵器はないために城攻めは困難を極めますが、大砲が手に入ると城攻めが非常に楽になるのも楽しいです。海戦では身分により船の大きさが変わるため、身分により戦闘能力に大きな差が出ます。

しかし、最強兵科はやはり鉄甲船であり、これが一隻あるだけで大きく戦闘は有利になります。鉄甲船は海戦で大砲を使用できる唯一の兵科なので、これを入手できるかどうかは戦闘の行方を左右します。



ここまではいいとこずくしなのですが、もちろんそこまで評価できない部分もあります。野戦や海戦では陣形を組んで戦うのですが、この陣形に問題があります。陣形には八種類あり、それぞれに有利不利があり相性が存在するのですが、ここに大きなミスがあります。

陣形は戦闘中に変えることができるので、敵と味方で陣形変更が可能な限り陣形の変えあいになってしまいます。それが少々興ざめな感じがします。しかし、陣形戦闘というのは非常に面白いので、私がプレイするときは不利な陣形でも突っ込んで遊んでました、それなら敵も陣形を変えてこないので。

他にも海戦について不満があります。海戦は発生確率が非常に低く、下手をすると一回のプレイで一度も海戦を行わないことさえあります。敵を攻めるときは大勢力で攻めるので、敵が海戦に応じず城に篭ってしまうし、敵が攻めてくるときは海戦で迎撃するより城に篭って戦った方が被害も少なく効率もいいです。

結果、海戦を行うのは敵と味方の城の間に海がある時、敵の兵力を減らして城攻めを楽にするためにあえて敵を誘い出して兵数を減らす時くらいなものでした。まぁ、たまには敵が大勢力でも攻撃してくることがあるので、そういう時は海戦できないわけでもないのですが。


しかし、それを差し引いても非常に面白いゲームなので、是非ともプレイすることをオススメしたいところです。はじめて信長の野望をやる方がいるなら、是非これからプレイすることをオススメします。

KOEI the Best 信長の野望DS←DS版

KOEI The BEST 信長の野望 烈風伝 with パワーアップキット←PSP版

KOEI The Best 信長の野望・烈風伝 withパワーアップキット←PC版

三種類ありますが、私としましては自分がプレイしたのがDS版だったのでDSのやつをオススメします。

ちなみにPC版はVISTAだと不具合を生じるそうですので、お買い求めになる場合はお気をつけください。





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