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前装砲


前装砲は文字通り前から装填する大砲です。火薬と弾丸を銃口から入れて棒で押し込み、後部についた発火装置で火薬を爆発させることで弾丸を飛ばします。

前装砲

射撃のたびに砲身を掃除し、火薬をぶち込み砲弾を入れなくてはいけないために発射速度は後装砲に劣りますが、その威力は後装砲を上回ります。射撃に際し、爆発力が逃げない構造であるために爆発力が効率よく弾丸を飛ばすことになるからです。

比較的安全に使用できる大砲であり(所詮は比較的。火薬兵器と爆発事故は、現在でも切っても切れない関係)威力の面でも優れているために、後装砲に取って代わる存在となっていきます。大阪の陣でも使用されており、国産のものも大量に生産されました。

後装砲も前装砲も非常に強力な兵器でしたが重量が重く、野戦での使用例があったのかと言われると、首を傾げざるを得ないのですが、攻城戦では非常に活躍したそうです。

ちなみに野戦において大砲を活用しようと、大砲を軽量化して平地に引っ張り出す天才が登場するのは戦国時代終焉後のヨーロッパ、三十年戦争のころであり、それよりも早い時代に日本がそれをしなかったからと言って決して日本が遅れているわけではありません(もちろん、進んでもいませんでしたが)。



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